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ル・コルビュジエとニュータウンと孤独

ポワシーでサヴォア邸を見てモダンだなと思ったんだけど、
自分の故郷並木を思い出して懐かしくも感じた。
自分が3年生までいた並木第二小学校を建築したのは進来廉というル・コルビュジエに学んだ日本人最後の弟子らしい。
並木のマスターアーキテクトをしたであろう槇文彦
師匠が丹下健三でその師匠が前川國男コルビュジエの弟子だった。
自分が育って来たなかで、間違いなくル・コルビュジエの影響を受けている。
 
コンクリート主体で、ミニマルでモダンなんだけど、どことなく物悲しい。冷たい。
孤独を感じる。
個人化の時代。
ニュータウンの見た夢。
建築が社会に与える影響ってすごく大きい。
ル・コルビュジエは間違いなく一時代を築いたが、
自分はもっと温かい、個人ではなく共同体の相互扶助の
新しい建築スタイルが必要な時代だと思った。